投資初心者必見!パターン別おすすめ
リスクと利回りのバランスを考えた投資から始める

初心者におすすめの投資とは

やはり、初心者にとって投資はお金を失うものであったり、高リスクな金融商品を購入したりするイメージがあるかもしれません。実際にそういった資産を減らしかねないハイリスク・ハイリターンの金融商品も数多く販売されています。従って、初心者はそういったイメージとは正反対の金融商品および投資法を行うのがおすすめです。リターンは少ないかもしれませんが、ローリスクなものが第一といえるでしょう。リスクの低いものであれば、多少目減りする可能性があるとはいってもトライしてみようと気持ちにもなるのではないでしょうか。

世の中には、投資で大成功した人と大失敗した人の話があふれています。しかし、そのような人々ばかりでは、投資相場は成功する人ばかりが残り、失敗した人は相場から退場して残らないことになってしまいます。現実にはメディアの話題にのぼらない堅実な投資をしている人も多いのですが、それは適正な投資方法で着実に資産を形成しているからに他なりません。

では、具体的に適正な投資方法とは何かといえば、リスクをとりすぎず安全に運用することです。いわゆるプロの手による運用がメインの信託型の金融商品が投資対象となります。信託型の金融商品は、まず購入してから自分で運用をする必要がありません。自分で投資をするとなれば、銘柄選定など自分でやることが増えてしまいます。その点、余計な時間を使わずに有利に投資できるのが信託型の金融商品の特徴です。忙しいビジネスパーソンでも、信託型なら投資においても時短で運用できるメリットがあります。

投資信託の利用について

投資信託と一口にいっても、その種類はさまざまです。投資信託と呼ばれるものでも、国内外の債券や株式といったものが組み合わされています。運用自体はプロに任せることができるので、投資信託を構成する銘柄選びをする必要はありませんが、投資する商品自体は選ぶ必要があります。投資先としては、現在信託型の金融商品ならば構成する株銘柄やその比率などを個人投資家も確認することができます。逆にそのような情報にアクセスできないならば投資先から外しても良いでしょう。また、30代であればリスクも比較的とりやすいので、新興国の債券が含まれたものなど個別に投資するのは大きなリスクなものを選ぶのも一つの手です。個別ではリスクが大きすぎるものでも、投信ならば他の金融商品と組み合わされているので、リスクが比較的小さくなるのが利点です

投資信託では、自分で運用する楽しみがないので楽しく投資ができないと言う人がいるかもしれません。個別株のような種類も多くないので、投資の醍醐味が得られないという人もいるでしょうが、現在は信託型金融商品も増加中です。特に、東京証券取引所に上場しているETFと呼ばれるものや、不動産資産を組み合わせたREITなども増えてきており、選ぶ楽しさは信託型投資にもあります。REITの中でも日本の不動産資産で構成されるものをJ-REITと呼び、巨額の初期費用が必要ないので人気です。

ETFは、株価や金などの指数に連動する投資信託の一種です。保有するときにかかる手数料になる信託報酬が低いのがメリットの金融商品でもあります。ただ、一般的な投資信託がワンコインから始められるようになっている中でも、ETFとなると1口最低10万円程度必要です。とはいえ、日経平均やTOPIXといった経済指標に沿った運用の商品も多く、値動きが分かりやすいのが特徴です。

REITの特徴は、ETFのように自分で買い付けるタイプの投資信託ですが、テナントの賃貸収入といった不動産に付随する収益を得られる投信になります。実物の不動産を保有する必要がないため、不動産にも投資したいけど現物投資が難しいビジネスマン等に向いている金融商品です。

資金の小口化・分散化

初心者には初心者に合った投資方法があります投資信託といった金融商品は比較的安全とはいえ、リスクがないわけではありません。リスクを減らすためには、まず資金を分散化させることが必要です。分散投資をすることで、さまざまなタイプの投資信託の内容や運用パフォーマンスを知ることができ、投資の勉強にもなります

例えば、100万円の資金があれば、10万円ずつ投資するなど小口化しておけば、損を最小限に抑えることもできます。損失の出るものもあれば、利益の出るものも見つかるはずですから、そうなったら投資資金を集中させてみても良いでしょう。投信の解約には解約料がかかりますが、こちらも信託手数料同様低く抑えられているので、個別株や不動産などに比べて気軽に投資対象を乗り換えることもできます。もちろん、100万円を一気に使うのではなく、様子をみながら時間をずらして購入することで、時間的リスクを減らすこともできます。

資金別おすすめ投資先

投資信託を始めてみたいといっても、個々人で投資資金は異なります。投信に関していえば、最初の投資資金がいくらかによっておすすめの商品が異なります。以下に目安をあげておきます。

【10万円の場合】
初期投資の資金が10万円の場合、元本が少ないので積立型投信がおすすめです。ネット証券であれば、最低500円から積み立てをすることが可能です。積立金額や積み立て日などは自分で好きに設定することができます。積立額の増額や積み立て日の変更もいつでも行えるので、追加資金ができれば積み立てる金額を増やしても良いでしょう。もちろん、分配金が出たときにそのまま再投資に回すこともできますし、新たな投信を購入する費用にするのも可能です。

【50万円の場合】
50万円ほど用意できるなら、1口10万円程度から始められるETFがおすすめです。大手企業が参入しており、日経平均連動型などは、信託報酬が0.2〜0.3%程度のものまであります。ETFであれば、国内だけでなく海外ETFにも投資可能です。国内ETFと合わせて保有するだけで分散投資になり、リスクヘッジにもなります。海外ETFは米国株が中心ですが、ヨーロッパなどの先進国や南アフリカやブラジル・インドなどの新興国の債券や株にも投資できる商品もあります。気になる外国に投資するのもおすすめです。

【100万円の場合】
まとまった資金があるならば、REITにトライしても良いでしょう。REITならば実物資産を持たずに不動産投資できますし、ETF同様1口10万円程度から始められるものが多数存在します。株式や債券メインのETFと合わせて保有することで、こちらは金融商品の分散化を図ることができ、リスクを減らすことができます。

リスク別おすすめ投資先

また投資においてリスクはツキモノですが、人によってとれるリスクとそうでないものは千差万別。まだ30代であれば、十分にリスクがとれる年代です。FXのデイトレードといった一攫千金を狙う投資法ではなく、投信の中でも比較的高利回りの金融商品を保有するのも一つの手です

例えば、経済指標に連動するインデックス型投信ではなく、ベンチマークとなる経済指標の平均より運用パフォーマンスを上回るように設定されているアクティブ型投信に投資するといったことが可能です。インデックス型であってもアクティブ型であっても、プロが運用してくれるので普段は基準価格の変動や運用先からのレポートを見る程度の手間で投資できます。ただし、アクティブ型投信は、信託報酬や売買手数料などのコストが高めなので、投資資金に余裕がある場合に投資先として検討してみるのがおすすめです。

また、子育て世代は子どもや自分のスキルアップなどにもお金がかかる時期でもあるので、購入時期は自分のできるときにするなど無理せず運用するのが第一です。もちろん、インデックス型の投資信託でもリスクをとった分はリターンも得られます。焦らず着実に資産を形成するために信託型への投資を検討してみてはいかがでしょうか

<【初心者におすすめの投資法】自分の資金やリスクに合った投資の選び方>まとめ

1. 投資初心者はまず信託型投資で、資金が増える経験をする事が重要です
2. 自分で運用するリスクを回避し、信託型投資で知識を増やす
3. 分散投資をする事で、さまざまな投資知識を広げる
4. 自分の資金に合わせた投資先を選ぶ
5. 許容できるリスクに合わせた投資先を選ぶ

初心者の時に間違った投資をしてしまうと取り返しのつかなことになってしまいます。初心者には初心者に最適な投資法があり、正しい投資を覚えなくてはなりません。無責任な情報に惑わされず、将来のためにも正しい道を選びましょう。