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トレンド相場では大きく値動きすることも多く、投資としてはとても魅力的です。一般的にレンジ相場に比べて利益が出しやすいと言われており、少々エントリーのタイミングを誤ったとしても、相場の波に乗って利益を上げることができます。そんなトレンド相場で役立つのが今回紹介する陰陽足(いんようあし)です。陰陽足はトレンドを判断するための指標で、陰線と陽線を使ってトレンドの転換や発生を見つけることができます。
陰陽足とは
陰陽足とはその名の通り、陰と陽、2つの足からなるトレンド系指標のひとつです。トレンド系の指標はトレンドの方向や強さを判断するのに役立ち、有名なものでは一目均衡表や単純移動平均線があります。特に移動平均線はテクニカル分析の代表的な存在と知られ、FXだけでなく株式投資でも頻繁に用いられます。特に短期線が中期線を抜けるゴールデンクロスやデッドクロスはトレンドの発生や転換を意味するポイントとして重要視されます。
陰陽足も同様に、陰線と陽線が交わるポイントがトレンドの発生や転換を表します。移動平均線のゴールデンクロスにあたるものが陽転、移動平均線のデッドクロスにあたるものが陰転と呼ばれ、これらが売買ポイントとなります。陽転では陽線が陰線を上に抜け、反対に陰転は陽線が陰線を下に抜けます。
陰線と陽線には短期線、中期線、長期線が3本ずつあります。3本の足はそれぞれ判断することのできる時間軸が異なります。日足の場合は、3日陰陽足(短期線)では短期的な相場の変化を、25日陰陽足(中期線)では中期的な相場の変化を、75日陰陽足(長期線)では長期的な相場の変化を見るのに役立ちます。
もちろん、チャートの時間軸を変えれば、陰陽足を使っての判断も同じように時間軸を変えることになります。もしも週足のチャートに設定すれば、3週陰陽足でも長期的な相場の流れを判断することができます。反対にチャートを短い時間軸に設定すれば75の陰陽線でも短期的な相場の流れを判断することができます。
チャートで陰陽足を確認
ここからはチャートを見ながら陰陽足について考えていこうと思います。下のチャートはドル円の日足です。上の赤と青の線はお馴染みのローソク足です。陰陽足はその下のカラフルな線です。
陰陽足を見ると、全部で3本のラインを確認することができます。赤色と青色が3日の陰陽足、紫色と黄緑色が25日の陰陽足、青色と緑色が75日の陰陽足です。3日では赤色が陽線、黄色が陰線、25日では紫色が陽線、黄緑色が陰線となります。また、75日では青色が陽線、緑色が陰線になります。
ここで、陽線と陰線の違いを見ておこうと思います。陽線と陰線の違いは、当期までの一定期間の終値平均値と、前期までの一定期間の終値平均値を比較することで分かります。当期までの終値平均値が前期までの終値平均値が高ければ陽線、反対に前期までの終値平均値が当期までの平均値よりも高ければ陰線となります。
上昇トレンドのエントリーポイント
次に、実際に取引することを考えていこうと思います。FXの取引ではまずは相場の判断を行い、そのあとエントリーポイントを考えます。陰陽線はエントリーポイントだけでなく、どのような相場の状況にあるのかも判断することができるので、とても便利な指標です。さきほどと同じチャートで考えてみましょう。チャートでは上昇トレンドと下降トレンドが繰り返して発生しています。そのためトレンドが転換したときがエントリーのねらい目となります。
エントリーポイントを分かりやすく考えるために、買いのエントリーのみで考えてみましょう。今回は75日の陽線は考えずにないことにします。まずは先ほど説明したように3日の陽線が25日の陽線を上に抜ける箇所を考えていきます。
それに当てはまる箇所にオレンジ色の丸印を付けました。3日陽線に注目すると、陰線から陽線に転換する陽転が起こってから25日の陰陽線と交わっています。両線が交わった瞬間、もしくは交わった後、25日陰陽線でも陽転起こっていることが確認できます。この陽転が生じたのを確認してエントリーを行います。もちろん、2つの線が交わった瞬間をエントリーポイントとしてもよいですが、ダマシを防いで精度を上げるためにも、25日線が陽転したのを確認してからエントリーしたほうが確実と言えるでしょう。
下降トレンドのエントリーポイント
次に下降トレンドでのエントリーポイントを考えていこうと思います。基本的には先ほどの上昇トレンドと同じ考え方でエントリーすることになります。今度は3日線が25日線を下に抜けたときがトレンド転換のサインになります。
上昇トレンドから下降トレンドへの転換を、今度はピンク色の丸印で付けてみました。ピンク色の丸印では3日陰線が25日陰陽線を下に抜けていることが確認できます。抜けたとき、あるいは抜けた後には、25日線も陰転しており、この瞬間にエントリーのサインとなります。上昇トレンドと同じく、ダマシを防ぐためにも25日線が陰転してからエントリーを行うようにしましょう。
押し目や戻り目でエントリー
ここまではトレンドの転換でのエントリーを考えてきました。トレンド転換時にエントリーすることのメリットは大きな利益を得ることができるということです。つまり、トレンドの始めから終わりまで丸ごと利ザヤを得られるという大きなメリットがあるのです。しかし、トレンドの転換以外にもエントリーするタイミングがあります。それが上昇トレンドの押し目や下降トレンドの戻り目です。トレンド相場では上昇か下降かどちらか一方にむかって値動きします。
ところが全く一直線に値動きするかというと、そういうわけではなく、一時的に値戻りが発生して、押し目や戻り目を作りながらトレンド方向に値動きしていきます。そのため、上昇トレンドの押し目で買いのエントリー、下降トレンドの戻り目で売りのエントリーを行うと、トレンドの継続中により大きな利益が得られるというわけです。それでは実際にチャートを見ながら説明していきます。今度はドル円1時間足です。陰陽足の設定は先ほどと同じですが、今度はチャートの時間軸に合わせて3時間の陰陽線、25時間の陰陽線、75時間の陰陽線となるので注意してください。
ローソク足を見ると下降トレンドになっていることが確認できます。そして、ところどころで戻り目が発生しているのが分かります。次に陰陽線の位置関係を見ましょう。上から75時間線、25時間線、3時間線の順に並んでいます。しかしところどころで3時間線が25時間線に接しているところがあります。今回は赤色の丸印で囲った箇所が戻り目になります。陰陽足から戻り目の状態を読み取ると、短期的には上昇局面にあるものの、中長期的には下降局面にあるということです。つまり、為替レートの上昇は一時的なもので、再び値下がりする可能性が高いことを示唆します。そのため、戻り目が売りのエントリーポイントと判断することができます。
もしも、3時間の陰陽線が陽転した後、25時間陰陽線を上抜けして25時間陰陽線も陽転したら、先ほどと同じくトレンドの転換が起こったと判断することができます。このことをチャートで確認すると、3時間陽線が25時間陰陽線や75時間陰陽線を上抜けして、25時間陽線と75時間陽線が陽転していることが確認できます。チャートには黄色(左側)の丸印を付けておきました。そして、ここが戻り目のエントリーポイントに対するイグジット(決済)ポイントになると同時に、買いのエントリーポイントにもなります。エントリーポイントになります。さらに先を見ると、右側の黄色く囲った箇所で、左側の黄色とは反対のトレンド転換が発生していることが確認できます。ここがイグジット(決済)ポイントとなります。