スキャルピングのメリットとは

FXのトレード手法には様々なものがありますが、最も多く意識されるのが時間軸です。短期売買のスキャルピングやデイトレードから、中長期売買のスイングトレードやポジショントレードまで様々なものがあります。今回考えたいのは、最も短いスパンで行うスキャルピングという取引についてです。スキャルピングの語源は英語の(Scalping)から来ており、日本語では薄く頭を剥ぐという意味になります。語源のイメージ通り、FXでは利益を少しずつ取っていくということになります。

さて、取引ツールを開いて為替レートを眺めていると不規則な値動きをすることも少なくない中、スキャルピングは上級者でないとできないという意見も多く、難しいイメージを持っている人も少なくないと思います。しかし、スキャルピングには他の手法にはない大きなメリットがいくつかあります。今回はスキャルピングを行うメリットを紹介していこうと思います。

1日のうちに何回も取引ができるから多くの利ザヤを狙える

スキャルピングを行う上で良く強調されることが何度も取引を行うことができるということです。明確な定義はありませんが、スキャルピングではエントリーからイグジットまでの時間がわずか数秒~数分と超短期間のうちに、手仕舞ってしまいます。このことから、1日のうちに何度も取引することができます。

何度も取引できるということは、資金の回転率が上がるということなので、少ない資金でより多くの取引ができるということになります。もちろん、エントリー後すぐにイグジットするので、取引1回あたりの利益は小さくなりがちですが、取引を積み重ねて行くうちに、小さな利益が膨れ上がっていきます。

FXでは上下に波打つように上昇や下落を繰り返していくので、1回の取引時間を短くした方が、小さな波まで利ザヤを取れる可能性が出てきます。しっかりと予測できれば、スイングトレードよりもデイトレード、デイトレードよりもスキャルピングの方がより多くの利益を生み出すポテンシャルがあると言えるのです。

反対にデメリットとしては、何度も取引する分売買手数料やスプレッドなどのコストが嵩んでしまうということがあります。しかし、今はスプレッドの狭い業者が多く、それらの業者を選んで取引することができます。具体的にはドル円0.3といったように低スプレッドで運用できるFX業者が多いので、それらを選びましょう。

精神衛生上よい

超短期売買で資金を効率よく使用できるトレード手法スキャルピングは精神衛生上良いと言われています。私の経験上でも言えるのですが、
スイングトレードでは日をまたいでポジションを持ち続けなければならず、自分の持っているポジションがいつも気になってしまうという状態に陥ってしまいがちです。為替相場では土日を除いて、就寝時でもレートが動き続けているので、夜もなかなか寝付けないということもありました。

その点、スキャルピングで取引を行っていないときというのは、ポジションを決済してしまっているときです。例えば夜、布団に入ったときに、為替レートがいくら動いたとしても、自分の損得には関係ありません。含み損を抱えてしまい、値動きが気になってなかなか寝付けないということもありません。また、会社に居る時に値動きが気になって仕事に集中できないということもありません。精神衛生上よいのがスキャルピングを行うメリットと言えるでしょう。

もちろん、何度も売買を繰り返すので、その分疲労感はあるかも知れません。ただし、一日の取引時間を決めて、けじめを付けてトレードを行えば、翌日に疲れが溜まるということは少ないでしょう。それよりも、トレード中以外の時間は値動きを気にしなくてよいという精神的な気楽さのメリットが大きいのではないでしょうか。

FXの練習になる

スキャルピングを行うメリットの一つとして、FXの練習になるということが挙げられます。短期間で何回もトレードを積み重ねるスキャルピングはFXの練習には最適です。デイトレードやスイングトレードなどに比べて、同じ期間内に何倍~何十倍もの取引量を経験することができます。また、短期間での売買なので取引1度当たりの損益は小さくなります。そのため、損切さえしっかりと行えば、低リスクで取引経験を何度も積むことができるという特長があります。

スキャルピングで培った技術というのは、デイトレードやスイングトレードにも活かすことができます。もちろん、超短期間での値動きの仕方は短期間~中長期間とでは違いますが、チャート上でのエントリーポイントやイグジットポイントというのは異なる時間軸でも通じるところがあります。

難しい分析よりも感覚でトレードできる

スキャルピング自体は難しいトレード手法と言われていますが、面倒で難しい分析が不要という面があります。特にスイングトレードなど中長期トレードでは各国の経済状況から為替レートを分析するファンダメンタルズ分析というのが必要となります。また、取引ツールを開けば、様々なテクニカル指標が用意されており、一体どれをどのように使えばいいのか困惑してしまう人も多いと思います。その点、スキャルピングではファンダメンタルズ分析はほとんど無視してよいですし、テクニカル分析もごくごく初歩的なものでOKです。

もちろん精度を上げていこうと思えば、スキャルピングでも中長期的な流れを掴んでおいた方が良いと考えられます。短期的な予測を行うときでも中長期的な流れを踏まえた上で行う必要があるからです。そして何よりFXというものへの理解を手助けしてくれるはずです。

しかし、基本的にスキャルピングでは感覚に頼るウェイトが高くなります。ちょっとした値動きのクセや節目での反発から次にどのように値動きするかを予測します。場合によっては値動きの大きい雇用統計などの指標時にもトレードを行うことになり、ある種の運動神経が求められることになります。分析よりも感覚でトレードしたいという人にはメリットが大きいトレード手法と言えます。

取引ツールを開けばいつでもチャンスがある

スキャルピングを行うメリットのひとつとして、チャンスがいつでもあるということが言えます。為替相場では平日24時間取引可能なので、1週間でおよそ120時間の取引チャンスがあります。120時間いつでも取引可能です。もちろん、利益を出しやすい相場とそうでない相場はありますが、基本的にスキャルピングではどのような相場でも対応することができるので、いつでもチャンスはあるということになります。

そのため、日中は会社に勤めている人でも、夜だけトレードするといったことが可能となります。トレード時間を何時~何時と決めてもよいでしょう。取引時間は数秒から数分なので、決めた時間内で新規注文から決済注文までを完了させることができます。そして先ほども触れましたが、トレード中以外はポジションを持っていないので、一切値動きを気にしなくて構いません。取引ツールを開けばトレード、取引ツールを閉じればトレードを考えなくてよいというように切り替えがし易いのがスキャルピングを行うメリットと言えます。

以上がスキャルピングのメリットです。今回は大きく分けて5つのメリットを紹介しました。スキャルピングを行うことのメリットは確実にあることがお分かりいただけたと思います。スキャルピングへの向き不向きはあると思いますが、1度は試してみる価値がある手法です。

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