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今回はACオシレーターを使った取引を紹介しようと思います。ACオシレーターはその名の通りオシレーター系のテクニカル指標で、基本的には「買われすぎ」や「売られすぎ」の判断に使うことができます。買われすぎの時には売りで、売られすぎのときには買いでエントリーする逆張りが有効になります。

一方でACオシレーターは順張りを行う目安にもなります。トレンドが発生しているときには、買われすぎの傾向があっても上昇基調が続くことが多いので、買いでエントリーすればトレンドの波に乗って利益をあげることができます。レンジ相場であれば逆張り、トレンド相場であれば順張りというように、どんな相場にも適応することができるのがACオシレーターの特長と言えます。

ACオシレーターとは

それではACオシレーターは一体どんな指標なのでしょうか。ACオシレーターはビル・ウィリアムス博士という人物によって開発された指標です。ACとは「Accelerator(アクセラレーター)」の略で、日本語では加速装置やアクセルという意味があります。

ACオシレーター

ACオシレーターをチャートで見てみましょう。ローソク足の下に表示されている黄色と赤の縦棒がACオシレーターです。色の違いは、前の棒線よりも大きければ赤色、小さければ黄色というルールによるものです。ACオシレーターを見ると、-1.000~1.000の間で推移していることが分かります。基本的には0よりも上では上昇局面、0よりも下では下落局面と見ることができます。さらに上昇局面から下落局面への転換、下落局面から上昇局面への転換というのも分かります。

ACオシレーター

例えば緑色で囲った丸印の箇所では、ACオシレーターが0より上のエリアで、赤色から黄色への変化、0より下のエリアで黄色から赤色への変化が起こっています。前者は上昇局面が終了して下落局面へと、後者は下落局面が終了して上昇局面へと相場が変化していることが読み取れるのです。次に計算式を簡単に見ておきます。

AC=AO(オーサムオシレーター)―AOの単純移動平均線
AO=短期移動平均線―長期移動平均線

計算式を見ても、あまりピンと来ない人も多いでしょうが、移動平均線をもとに作られているということは頭に入れておきましょう。この辺でACオシレーターはどんな指標なのか、大体分かっていただけたでしょうか。それではここからは、ACオシレーターを使ってどのように取引していけばよいのか、レンジ相場とトレンド相場で分けて考えていこうと思います。

レンジ相場でACオシレーターを使ってエントリー

まずはチャートを見てください。チャートはドル円15分足で、113.15円~113.35円の間でレートが上下しています。ある一定の価格を行ったり来たりしているので、レンジ相場と判断することができます。

レンジ相場でACオシレーターを使ってエントリー

レンジ相場では、値上がりし過ぎれば、次は値下がり、値下がりしすぎれば、次は値上がり、という動きの法則があります。そのため、値上がりし過ぎた地点で売りによるエントリー、値下がりし過ぎた地点で買いによるエントリーを行えば利益を得られる可能性が高くなります。

それではACオシレーターを使って、値上がりし過ぎや買われすぎなどの判断はどのように行えばよいのでしょうか。明確な基準はありませんが、今回の場合は大体±0.02より大きな値にするとちょうどよいと考えられます。この値は指標の設定によっても異なり、例えばAC(5)→AC(10)に設定を変更すると±0.05くらいを基準にするとちょうどよくなります。

レンジ相場でACオシレーターを使ってエントリー

それではエントリーポイントを見ていきます。緑色で囲った丸印がエントリーポイントです。ACオシレーターが±0.02の外側にあり、棒線の色を見ると、赤色→黄色、黄色→赤色というように相場の変化を表すサインが出ています。

レンジ相場でACオシレーターを使ってイグジット

エントリーが終われば次はイグジット(決済)です。イグジットには損失を確定させるもの(損切り)と利益を確定させるもの(利食い)があります。イグジットで特に意識しなければならないのが損切りです。損切りを怠ると大きな損失を抱えてしまうことになりかねないからです。

レンジ相場でACオシレーターを使ってイグジット

損切りの基準としては、レンジ相場の上限と下限です。今回の場合、水平線が引いてある下限113.150、上限113.350を越えたら損失の確定を行います。上限と下限を越えると、レンジブレイクと呼ばれるように、一気に値動きが加速してトレンドが発生する確率が高くなるので、越えたらすぐにイグジットを心がけてください。

一方で利食いはこれといった明確な基準はありません。そのときの相場の様子を見ながら個人の裁量で利益を確定させるのが望ましいと考えられます。ただし、ACオシレーターを使って一応の目安を決めておくと、値が0になったところでイグジットするのがわかりやすいでしょう。また、取引あたりの利益を大きくしたい場合はACオシレーターの値が±0.02、あるいは水平線付近をイグジットの目安とするのもありです。

トレンド相場でACオシレーターを使ってエントリー

それではここからはトレンド相場でACオシレーターを使うことを考えていきます。トレンド相場の特徴はある一定の方向に値動きが続いていることです。そのため、基本的にはトレンドフォローによってエントリーするのが基本となります。下のチャートは、はじめは下降トレンドで、途中から上昇トレンドへトレンドの転換が起こっている相場です。エントリーポイントは大きく分けると、トレンドの転換点と押し目、この2種類です。

トレンド相場でACオシレーターを使ってエントリー

チャートで緑色の丸印を付けた箇所がエントリーポイントです。一番左側はトレンドの転換、それ以外は押し目です。トレンド相場でのエントリーの判断基準としてはACオシレーターの値が0になったところです。上昇トレンドであればマイナスからプラス、下降トレンドであればプラスからマイナスへ転換したところがエントリーポイントになります。

トレンド相場でACオシレーターを使ってイグジット

それではトレンド相場でのイグジットの基準はどこになるのでしょうか。損切りについては数pips損失が出たらすぐに行います。損切りが苦手な人はあらかじめ、何pips含み損が出たら決済するということを決めておいてもよいでしょう。逆指値などでストップロスを入れておくのも一つの手です。

トレンド相場でACオシレーターを使ってイグジット

利食いについては、ピンク色で囲った箇所、すなわちプラス転換したACオシレーターが赤色から黄色に変わった箇所です。チャートを見れば分かるように、ACオシレーターの基準にしたがって利食いを行う場合は、細かく利益を取っていくイメージです。

一方で取引当たりの利益を大きくしたい場合は、トレンドラインを引いてラインを割るまで利食いを我慢してもよいでしょう。また移動平均線などのトレンド系指標を利食いの目安にするのも有効な手法と考えられます。どのくらいの利ザヤを狙っていくのかは、相場の勢いを見ながら決めていくのが望ましいでしょう。

今回はACオシレーターの使い方について紹介しました。ACオシレーターの強みはどんな相場にも使うことができることです。まだ自分のトレード手法が確立していない人は試してみる価値はあるでしょう。過去のチャートから検証を行い、トータルで利益が出そうだと判断したら実際にトレードしてみましょう。最後になりますが、今回紹介した手法は一例に過ぎません。例えば、売られすぎや買われすぎの目安、エントリーやイグジットのタイミングなどは人によって様々です。それらは検証や実際のトレードの中で、自分に最も適した手法を作っていく必要があります。