ロボアドバイザーの致命的なデメリット

金融はすべての面においてコンピューターが必要不可欠な状態になっています。市場での売買には高度な金融工学の計算が必要になっていて、超高速で計算をしてくれるコンピューターが人間に代わって売買の指示を出しています。金融機関も顧客の取引のデータ管理にコンピューターを活用していて、証券投資をする場合にコンピューターにかかわらない人が居ないと言えるくらい、金融機関ではコンピューターが使われています。そのような状態になっているのに大手機関投資家たちは、投資判断はコンピューターに決めてもらうのが普通になってきているのに、個人投資家たちは相変わらず投資判断は人が判断で、コンピューターが判断は全く無縁の状態でした。しかし技術の進歩で低コスト化が進み、AI(人工知能)による投資判断が個人でも使えるようになり、ロボアドバイザーとして、個人投資家たちも投資判断の相談を受けられるようになりました。

ロボアドバイザーってどんなもの?

初心者でもロボアドバイザーを利用してはいけない理由ロボアドバイザーは、投資家の悩みの種である投資先の選択や資産配分、さらに投資後のリバランスもすべてロボットにお任せできるサービスです。ロボアドバイザーを利用する時は投資一任手数料として年1%ほど払う必要があり、資産の規模によっては0.5%とかお安くなります。利用の仕方は、まず店頭またはウェブサイトやアプリで、資金の規模や投資の目的などのアンケートに答えます。答えるとロボットがその条件に合った投資を提案しますので、投資家はその判断に沿って投資をするかを決めます。投資をすると決めたらロボアドバイザーの投資判断に沿って運用開始です。運用開始後はすべてロボットが決めますから、投資家側はロボアドバイザーの会社から送られる運用報告書を確認するだけになります。ロボアドバイザーは積立にも対応していますから、積立をしてる人は、入金し続けるだけでロボットが判断した運用で運用されます。ロボアドバイザーのサービスは各企業によって違います。だからどこも同じと考えないで利用する時には、面倒でもサービス内容を確認する必要があります。

ロボアドバイザーのデメリット

ロボアドバイザーのメリットはすべてお任せにして投資ができる点ですが、デメリットとなると大きなところから細かいところまでいっぱいあります。ロボアドバイザーのコンセプトとして、誰でもアンケートなどの質問に答えてくれたら、的確なアドバイスをすることですが、肝心の質問が限定的な点があります。だから希望に沿った質問が無ければ、ロボアドバイザーは希望を知ることができませんから、希望を聞き入れた投資判断ができないです。他にも投資行為は予告して行われなくて、運用会社側から伝えられる結果報告しか来ないため、投資家側は結果しか知ることができません。そういうわけで投資のことが良くわからなくて完全にお任せの人でないと、どんな投資がされているかわからず、投資一任勘定が怖く感じます。この大なり小なりのデメリットをこれから詳しく説明して、初心者でもロボアドバイザーを利用してはいけない理由を語らせていただきます。

質問が限定的だから的確な投資ができないという問題

ロボアドバイザーの質問が限定的な理由ですが、まず質問を多くすると顧客が答疲れをして、質問に答えるのを止めてロボアドバイザーのサービスを受けること自体止めてしまいます。これだと商売にならないから、運用会社は質問を少なくしますが、今度は質問が少ないと顧客の希望や特性を知ることができなくて、的確な投資判断ができないということで、質問を少なくすることはできないとして、ぎりぎりまで質問数を確保しています。この質問数が多いと顧客が敬遠するし、逆に少ないと的確な投資判断ができないというジレンマで、必要最低限の質問でロボアドバイザーは投資判断を下していますから、かなりの人が的確な投資判断がされていなかったり、希望に沿った投資ができない状態になっています。さらに知らない人には衝撃的な事実ですが、質問に沿って的確な投資判断をしてるのはすべてロボットではなく人間です。すべての質問の回答が選択式で、その選択に合わせて人間がどのような投資が良いかをすべて決めていて、ロボットはその人間の投資判断を提供しているだけです。だから質問を多くすると投資判断を考える人間側の負担が増えるから、質問が限定的になっていたりします。AI(人工知能)のロボアドバイザーだとしても、AIがとんでもなく偏った投資判断をするかもしれないと、人間側が警戒をして、最初から人間側がテストをして、そのような問題点をあらかじめ改善しています。そんなわけでAIが最高の判断を下しても、人間側がこれは異常だと変えてしまって、顧客はAIの恩恵を受けられないようになっております。

投資判断が間違っていると悲惨

ロボアドバイザーは、投資判断は人間がしていますから、判断する人のレベルが糞でしたら、投資結果が悲惨な状態になります。下手にリバランスされて、結果的にバランスファンドを買っていた方が良かったという結果になるかもしれません。ロボアドバイザーは低コストが売りですから、人件費も節約で実力のある人は運用担当者として運用してくれなくて、素人レベルの人がやっているかもしれません。初心者だからリバランスのタイミングがわからなくて、ロボアドバイザーに任せた方がいいと思っても、ロボアドバイザー自体もタイミングをわかっていなくて、それなら自分でやった方が、投資一任手数料を払わなくて済む分お得という結果になります。ロボアドバイザーは将来の利益を保証していませんし、場合によっては損をします。ロボアドバイザーなら儲かると思わないで、どうせ同じ運用が人間が決めるのだから、運用初心者でも自分自身で判断して決めるようにすべきです。

投資を一任するリスク

昔のパチンコは、知らない人が多いのですが、台と裏側の台の間が通路になっていて、そこを人が通っていました。通路を店員が球を持って台の裏側から球を補充していました。今は全部機械がやっていて、間の通路は完全に無くなりました。それでも出玉の管理は事務所のコンピュータで管理されていて、人間がコンピューターを操作しています。パチンコは当たりを引けばすぐに出玉として出てきますが、証券投資の場合は、数字しか見れません。換金するまで不正が発覚しない仕組みになっているから、投資を一任した場合は不正的な売買をされていても気づかないリスクがあります。パチンコも店側が不正をしてもばれにくいため、遠隔操作など不正が普通に行われています。ロボアドバイザーもロボットがそう判断したと言って不正流用しても顧客にはばれないです。例え聞かれても相場の情勢に合わせて資産配分を変更したと言い訳ができます。不正と言われてもわかりにくいと思えますから、例えとして大口の機関投資家向けにETF(上場型投資信託)を必要数量分を買えなくて、足りない分を個人投資家の口座の残高から移動させます。移動は売却という形で横流しをするだけです。個人投資家たちはこうして保有していたETFを横流しされて。収益チャンスを失うわけです。パチンコでは常連の為に新規客の出玉分を横流しはさすがにできませんが、投資一任は利益の付け替えとか簡単にできますから、一任勘定は簡単に不正が行われると思っていた方がいいでしょう。

ロボアドバイザーのデメリットを書いてきましたが、本当の問題点として運用を他人任せにしてしまうことが一番の問題点です。他人任せにして投資の勉強をしないから、投資に関する不正や詐欺が見抜けず、ずっと被害者になってしまう恐れがあります。ロボアドバイザーに頼り切っていると、今後ロボアドバイザーの投資一任手数料が値上げされても、我慢して利用するか自分で判断して投資をすることになりますが、投資の勉強をしていない人はどの投資信託を買っていいかわからず、高い手数料を払ってのロボアドバイザーに頼った投資をすることになって、搾取され続けることになります。手数料が安いのはただの客集めです。集まり次第値上げしていきますから、安い手数料に騙されず損をしても長期投資で取り返せると考えて、失敗しながらでも投資の勉強をしながら投資をしていくことです。