ソーシャルレンディングの投資案件を選んでいるときには、多くの人が基準として利回り、そして運用期間や融資先の事業内容などを気にすることでしょう。 その中でも自分の利益に直結する、利回りの数字を見ない人はまずいないのではないでしょうか。ソーシャルレンディングの利回りは5%から10%というものが多く、平均的ラインを見ると8%付近の数値になっています。

しかしその中で10%をはるかに超えるような、群を抜いて高い利回りを提供している会社もあります。 特にグリーンインフラレンディングの案件はいつでも12%を超えるようなものが多く、中には13%以上という超高利回りの案件もあります。その融資先の事業を見ると、太陽光発電やバイオマス事業といったエコ関連のエネルギー関連事業に投資をする案件が目立っています。こういった事業の関連性は大丈夫なのか、そしてそういった案件を提供しているソーシャルレンディング運用会社の安全性は大丈夫なのか、といった点について考えてみましょう。

なぜ高利回りになっているのか

10%を超えるような高利回り案件は、集めた資金を、事業資金を必要としている会社に15%もしくは20%に近いような、さらに高い金利で融資をしていることになります。常識的に考えれば15%を超えるような高利回りで融資を受けると、融資を受けた会社の返済もかなり厳しくなります。今は金融機関の融資も法人に向けて低金利になってきているので、場合によっては金利5%程といった条件での融資も受けられますし、金融機関から10%を超えるような利回りで融資を受けることはほとんどないと言っても良いでしょう。

このように融資を受ける側にとって好条件な環境であるのに、なぜこれほどの高利回りで融資を受けるのでしょう。結論を言うと、それはやはり時間的な問題が一番の要因となっています。エネルギー関係事業に取り組む会社は、すぐにでも事業資金を手に入れて事業の運用を開始しないと、先んじて利益を得ることができないのです。またそれだけ事業の将来性が高く、利益率も高い事業になっていると考えられます。

元々太陽光発電は、ガソリンなどの火力発電と違って、発電に必要となるエネルギーは、ほぼ無料と言っても良い太陽光です。バイオマスもこれまで廃棄されていたようなものをエネルギーに転換しているために、燃料費がほぼかかりません。そういった要因があるので事業に必要な資金を用意できて、設備を十分整えられれば、有益なエネルギー発電を生む出すことができるために、事業の利回りが良いといえるのでしょう。

ソーラー発電事業の可能性は

ソーシャルレンディングで高利回りの代表格「エネルギー関連事業」一方でソーラー発電事業になぜこれほど取り組む業者が増えたかと言うと、それは国がソーラー発電の電力を買い取ると方針を示したからに他なりません。 ただしこのように国が電力を買い取ってくれる期間は限定されており、さらに現在ではその買取価格も下落しています。それでも国が買い取ってくれるという安定感は非常に高く、確実性の高い収益が見込める事業として人気があります。少なくとも融資を受けて先んじてこの事業に乗り出していた会社にとっては、確実な収益が見込める事業となっています。しかし後から参入した業者は、電気の買い取り価格も低下しているために、どの程度の価格買取される電力を発電するのか、という点はソーシャルレンディングの投資案件を選ぶ際には確実に確認しなければいけないところです。

またソーラー発電パネルを売買していた会社が次々に倒産しているという記事も目立ってきて、そのためソーラー発電事業の可能性が閉ざされてたと考える人も多くなっています。その影響でソーラー発電をしている会社の経営が、不安視されるのではないかと不安に思う意見も散見されます。しかし、 ソーラー発電パネルの販売事業とソーラー発電事業は全く別の事業です。懸念するとしたら、ソーラーパネルの自然災害による破損などの事業者リスクです。これは自然災害によるものなので、発電事業を手がける事業者が保険に入っているかどうかで、大きくリスクが変わってきます。なかなか細部まで確認できないので、災害リスクはある程度を見込んでおかなければいけないでしょう。 一方で、長期運用による収益電力発生効率の低下は設備を購入した事業者が交換義務を負っているケースがほとんどなので、その心配はいらないでしょうか。

グリーンインフラレンディング の安全性

ソーシャルレンディングで投資をする時に、融資先のリスクと同じように考えておかなければいけないのがソーシャルレンディング運営会社のリスクです。もし運営会社が倒産してしまった場合は、そこに投資をしていた資金がスムーズに戻ってくるとは考えづらいです。特にソーシャルレンディングは、信託保全を行っていない会社ばかりですので、 運営会社の倒産リスクが最も危険なのです。

そこでグリーンインフラレンディングなどの、運用会社の倒産リスクを考えなればいけませんが、少なくともグリーンインフラレンディングはこれまでで100億円以上の資金を集めることに成功しています。 それだけの事業資金を運用していれば、毎月の融資額と分配金の差額によるグリーンインフラレンディングの収益もかなり大きくなっていることが推測できます。同社では会社の決算情報などを公開していないので、経営状態について断言はできませんが、グリーンインフラレンディングの運営自体は順調に行われている可能性が高いと言えるでしょう。 その意味では倒産リスクはまだ懸念しなくても大丈夫でしょう。もし機会があれば同社の社員の意見などが聞けるソーシャルレンディングセミナーなどに参加してみるのも良いでしょう。

その他の会社の案件は大丈夫なのか

さらにグリーンインフラレンディング以外でも、エネルギー開発関連事業に融資する案件は提供されています。 ただし利回りを見ると、その会社の中の水準ではどれも高くはなっていますが、利回りが10%を超えるような高利回り案件は、グリーンインフラレンディング以外では見られません。常識的な利回りの案件が提供されていると言えます。そしてそのようなエコ由来のエネルギー案件に投資をするときは、しっかりと保証や担保の内容を見ておけば、安心して投資をすることができるでしょう。

やはり利回りが非常に高いということはリスクに直結してきます。貸し倒れが起きないように。また貸し倒れが起きても、融資したお金が担保や保証で回収できるようになっているかどうかを確認しなければいけない点は。他のソーシャルレンディング案件とそう変わりません。

今後投資をしていくとしたら

自然由来のエネルギー開発関連事業という事業自体は、全世界的な取り組みになっており非常に将来性のある事業と言えます。また事業の収益性も高いために、多くの投資資金も集まりやすく、これからもこういった件は多数提供されてくることでしょう。

ただしリスクが高いのも間違いはありません。運用期間に関しては短期的に利益が出る事業ではないために、運用期間が1年や2年になってしまうことは避けられません。ただ長期的計画に基づいているものであれば、エコエネルギー案件はそれほど運用期間を心配する必要はないでしょう。それよりも運用している会社がしっかりと利益を出しているのか、会社が倒産するか心配ないのかといった面を考慮して、分散投資をしていくのが良いといえます。