趣味と実益を兼ねた理想的な株式投資

株式投資を趣味の充実に生かせたら、素晴らしいですよね。その理想の形を実現してくれるのが、趣味投資の決定版ともいえる映画優待株投資です。東映、東宝、松竹の3大映画会社のみならず、意外な会社が映画優待を実施していたりします。今回は、株主優待に映画鑑賞券を付けている企業の大特集をお届けします。

株価を気にせず保有できるのがメリット

12月1日は「映画の日」です。この日は全国一律で映画館が入場料割引のサービスを実施しますが、映画会社の株主は記念日に関係なく、いつでも無料で映画を鑑賞できるのですから、幸せですよね。映画優待株を保有する一番のメリットは映画館の招待券が送られてくることですが、次に大きいのが精神的な安定感です。通常の株式投資では値上がり益を目的にして、日々の株価をチェックしなければなりませんが、映画優待株は映画館の招待券を受け取ることが目的ですので、目先の株価に一喜一憂する必要がありません。結果的に長期保有することになり、株式分割や増配による再投資で株数が増えることになります。まさに趣味と実益を兼ねた理想的な投資といえるわけです。

映画専業から異業種まで、多彩な映画優待を実施中!

それでは、各社の映画優待の内容を見てみましょう。映画招待以外の優待内容については割愛しています。すべての優待内容に関しては各社のホームページでご確認ください。

株価は特記以外、2017年12月1日現在。

東映

【株価】11,540円【招待券獲得最低投資額】1,154,000円
古くは昭和30年代の時代劇、昭和40年代の仁侠映画、最近では「仮面ライダー」「プリキュア」などの特撮・アニメで知られる老舗映画会社。

100株以上 優待券綴り1冊(6枚分)
200株以上 同2冊(12枚分)
400株以上 同4冊(24枚分)
700株以上 同6冊(36枚分)

東宝

【株価】3,810円【招待券獲得最低投資額】3,810,000円
業界屈指の高収益会社。「君の名は」「シン・ゴジラ」がメガヒットしたのは記憶に新しいところです。招待券の最低単元が1,000株とハードルが高いですが、100株の保有でも800円で鑑賞可能な割引券が送付されます。

1,000株以上 優待券1シート(6枚分)
2,000株以上 同2シート(12枚分)
3,000株以上 同3シート(18枚分)
5,000株以上 同6シート(36枚分)
10,000株以上 同10シート(60枚分)
20,000株以上 同15シート(90枚分)
30,000株以上 同20シート(120枚分)
50,000株以上 同25シート(150枚分)
100,000株以上 同30シート(180枚分)

松竹

【株価】18,520円【招待券獲得最低投資額】1,852,000円
ご存知寅さんで知られる名門映画会社。映画は10ポイントで1名鑑賞可。新宿ピカデリーのみ20ポイント必要になります。

100株以上 80ポイント(株主カードによるポイント消化方式)
200株以上 160ポイント
300株以上 200ポイント
500株以上 280ポイント
800株以上 400ポイント
1,000株以上 480ポイント

趣味投資の決定版!楽しい映画優待株の世界東急レクリエーション

【株価】995円【招待券獲得最低投資額】995,000円
社名の通り、東急グループの娯楽事業部門です。桐谷広人氏がテレビの株主優待レポート番組で、同社の映画館とボウリング場を利用する姿がたびたび放映されたことで、一般にも広く知られるようになりました。招待券は109シネマズチェーンとムービルで2ポイント1名の割合で利用可。

1,000株以上 18ポイント(株主カードによるポイント消化方式)
2,000株以上 24ポイント
3,000株以上 30ポイント
5,000株以上 36ポイント
10,000株以上 42ポイント
30,000株以上 48ポイント
50,000株以上 54ポイント
100,000株以上 60ポイント

東京テアトル

【株価】1,499円【招待券獲得最低投資額】149,900円
独立系の映画興行会社。映画、飲食、不動産が3本柱ですが、収益力は低く、映画優待株としてのみ魅力のある銘柄です。

100株以上 優待券4枚
200株以上 同8枚
300株以上 同12枚
400株以上 同16枚
500株以上 同20枚
1,000株以上 同32枚
2,000株以上 同48枚

武蔵野興業

【株価】2,725円(11月29日終値)【招待券獲得最低投資額】272,500円
新宿武蔵野館を経営している会社です。500株以上の株主に通用パスが支給されるのが特徴です。

100株以上 優待券6枚
200株以上 同12枚
300株以上 同18枚
500株以上 個人通用パス
800株以上 同伴1名通用パス
1,000株以上 同伴2名通用パス

東京楽天地

【株価】6,040円【招待券獲得最低投資額】604,000円
阪急阪神・東宝グループ。かつては映画興行会社でしたが、映画の斜陽化とともに映画館の数が減り、現在は不動産ポストに移行しています。招待券はA券(東宝系劇場で通用)、B券(直営館で通用)に分けて送付されます。

100株以上 B券0.5シート(3枚分)
200株以上 A券0.5シート、B券0.5シート
300株以上 A券0.5シート、B券1シート(6枚分)
400株以上 A券1シート、B券1シート
500株以上 A券1シート、B券2シート(12枚分)
1,000株以上 A券2シート、B券3シート(18枚分)
3,000株以上 A券4シート(24枚分)、B券6シート(36枚分)
10,000株以上 A券8シート(48枚分)、B券12シート(72枚分)

きんえい

【株価】3,295円【招待券獲得最低投資額】329,500円
社名は旧社名近畿映画劇場からきんえいに変更されました。珍しく端株優待を実施しています。

75株以上 優待券毎月1枚
150株以上 同2枚
300株以上 同4枚
450株以上 同6枚
750株以上 同10枚
1,050株以上 同14枚

OS

【株価】3,495円【招待券獲得最低投資額】349,500円
阪急阪神・東宝グループ。映画はOSシネマズチェーンのほか、関西地区の東宝系劇場で鑑賞可。

100株以上 60ポイント(優待カードによるポイント消化方式)
200株以上 140ポイント
400株以上 200ポイント
600株以上 260ポイント
800株以上 300ポイント
1,600株以上 560ポイント

中日本興業

【株価】10,030円【招待券獲得最低投資額】1,003,000円
中部地区を地盤とする映画興行会社。招待券は、ミッドランドスクエアシネマ、ミッドランドシネマ名古屋空港で利用可。半年ごとにこれだけの枚数が来るので、とても見切れないかもしれません。家族での利用がおすすめ。

100株以上 優待券10枚
200株以上 同20枚
300株以上 同30枚
400株以上 同40枚
500株以上 同50枚
1,000株以上 同80枚
2,000株以上 同100枚
4,000株以上 同150枚

SDエンターテインメント

【株価】1,027円【招待券獲得最低投資額】102,700円
Rizap傘下の中堅興行会社です。SDとはスガイ・ディノスの略で、元の社名は須貝興行。映画館が北海道に集中していますので、地域外の株主には利用機会が少ないのが難点です。

100株以上 優待券4枚
200株以上 同8枚
400株以上 同16枚
600株以上 同20枚
1,000株以上 同24枚

スバル興業

【株価】7,800円【招待券獲得最低投資額】780,000円
有楽町スバル座を経営していることから、興行会社のイメージが強いですが、主力事業は道路舗装の会社です。単館経営なので、招待券は有楽町スバル座のみ有効です。

100株以上 2カ月ごとに2回(優待カードによる回数消化方式)
200株以上 同4回
300株以上 同6回

パルコ

【株価】1,572円【招待券獲得最低投資額】157,200円
ファッションビル経営の先駆け。パルコ内にあるユナイテッド・シネマ浦和とセンチュリーシネマ(名古屋)の2館で利用することができます。

100株以上 優待券1枚
500株以上 同2枚
1,000株以上 同4枚
5,000株以上 同8枚
10,000株以上 同12枚
※100株以上を3年以上継続保有で各1枚追加。

KADOKAWA

【株価】1,293円【招待券獲得最低投資額】129,300円
旧角川書店。出版大手で、「復活の日」「探偵物語」など自社出版の小説を映画化する、メディアミックス戦略で一世を風靡しました。招待券は全国のユナイテッド・シネマ、シネプレックス、角川シネマで利用可能なほか、インターネットでチケットを購入できるムビチケGIFTカードにも交換でき便利です。

100株以上 優待券3枚またはムビチケGIFTカード3枚(目録選択方式)

いかがでしょうか、映画専業の会社から意外な業種の会社まで、多彩な優待内容は映画ファンなら投資を検討したくなるはず。子供の頃、家族や友達と映画を見に行った楽しい思い出は誰にでもあるでしょう。大人になって再びその思いに浸ってみるのも良いのでは?
さあ、あなたも楽しい映画優待株の世界を体験してみませんか?