[PR] 初心者でも月50万円以上稼げる具体的な方法を大公開!

 
今回はHLバンドを使った順張り手法について見ていきます。HLバンドは、リチャード・ドンチャン氏によって開発されたトレンド系のテクニカル指標です。

FXの取引ツールを開くと、様々なテクニカル指標が用意されていますが、中には難しく理解するのに時間がかかってしまうものもありますが、今回紹介するHLバンドは初心者でも簡単に理解できます。手法をマスターするのも難しくないので、初心者でも手軽に使うことのできるテクニカル指標のひとつです。

HLバンドの見方

まずはHLバンドの見方について見ていこうと思います。

HLバンド1

HLバンドは3本の線によって構成されています。一番上の線が赤線のHigh(H)線、一番下の線が黄色線のLow(L)線、真ん中の青線が中間線です。これら3つの線をもとに売買ポイントを探っていくことになります。

計算式は次の通りです。難しいものではないので、頭に入れておくとよいでしょう。

Hバンド:前日から遡ってn日間の高値
Lバンド:前日から遡ってn日間の安値
中間線 :HバンドとLバンドの平均値

日数は自分で選べますが、10日と20日が用いられることが多くなっています。ちなみに上のチャートでは20日のバンドを表しています。

HLバンドを使った手法

HLバンドはトレンド系のテクニカル指標であるため、一般的にはトレンド相場で順張りのエントリー基準として使用されることが多くなります。基本的にHLバンドが高値更新やレンジブレイクの基準として用いられます。

例えばHバンドをタッチ、あるいは突き抜けたら買いでエントリーします。その後、上昇していけば利益が出ることになります。一方でLバンドをタッチ、あるいは突き抜けたら売りでエントリーします。その後、下落すれば利益が出るということになります。

一方レンジ相場ではHLバンドは逆張りの手法として使用されます。Hバンドにタッチしたら売りでエントリー、Lバンドにタッチしたら買いでエントリーすれば利益が出るというわけです。

エントリーポイント

さて、大体HLバンドのことについてはお分かりいただけたと思います。それではどのようにしてHLバンドを実際の取引に活かしていけばよいのでしょうか。まずはチャートを見ながらエントリーポイントについて考えていこうと思います。

エントリーポイントはFX取引の生命線で、エントリーポイントひとつでFXの成績が大きく変わってしまいます。テクニカル指標でエントリーのシグナルが出た時のみ、トレードをするようにしましょう。

まずはHLバンドを使ってトレンドが発生していることを確認しましょう。トレンドが発生しているときの特徴は、下のチャートのように3本のバンドが階段状になっていることです。

HLバンド2

チャートは下落トレンドから上昇トレンドに転換しようとしているところです。トレンドの方向性、すなわち上昇トレンドか下降トレンドなのかという判断は、中間線を用いて行うことができます。

HLバンドを使ったトレンド方向性の判断は、ローソク足が中間線よりも下にあれば下降トレンド、上にあれば上昇トレンドといった具合に行います。チャートを見ると、そのことが確認できるはずです。

さて、トレンドの判断ができたところで、まずは下降トレンドから上昇トレンドへの転換点において、買いのエントリーすることを考えてみましょう。

先ほどふれたように、トレンド相場ではバンドにタッチ、あるいは抜けたときがエントリーポイントとなります。上昇トレンドでは、Hバンドに触れたときがエントリーのポイントとなります。

HLバンド3

黄緑色で囲った場所を見てください。下落が落ち着き、少し値上がりしたあとローソク足がHバンドに接触していることが分かります。ここでエントリーすれば、その後、値上がりして利益を手にすることができます。

さて、上昇トレンドと言っても一直線に値上がりするわけではありません。N字を描くように、値上がりと値下がりを繰り返しながら動いていきます。チャートでも波打つように値上がりしていることが分かります。この現象を利用したのが押し目買いです。

HLバンド4

黄緑色で囲った箇所が押し目買いの場所です。上昇トレンドではローソク足がHバンドに沿うようにして動いていますが、黄緑で囲った場所ではHバンドから離れています。

ここは利益確定売りなどで、一時的に下落している地点です。ここでエントリーすれば、再び値上がりして利益を得ることができます。

もちろん、このまま下落して上昇トレンドが終了するかもしれないので、しっかりと反発したのを見てからエントリーしましょう。

ここまで説明した内容は、下降トレンドでも使うことができます。下降トレンドの場合は反対にLバンドを基準としてエントリーを考えればよいということになります。

決済ポイント

エントリーしたら次に考えなくてはならないのが決済です。HLバンドを用いた決済ポイントの判断は中間線を用います。

HLバンド5

再び先ほどのチャートを見てみましょう。今度は下落トレンドと上昇トレンドの両方を考えてみます。双方の決済ポイントを緑の矢印で示しました。

左の矢印が下落トレンドの決済ポイントです。ここを見ると、下落した値が反転した後、中間線を通り抜けようとしていることが分かります。

中間線をタッチして突き抜けたあと、上昇トレンドへ転換していることが確認できます。ここで決済しておかないと損失を出してしまう可能性が高くなります。

一方、右の矢印は上昇トレンドの決済ポイントです。上昇した後、下落して中間線を割り込んでいることが分かります。

このあと、下降トレンドへの転換はなかったので大きな損失を出してしまうことはありあませんが、レンジ相場なのでこれ以上の利益は見込めないということになります。

以上がHLバンドを使った決済のポイントでした。トレンドの勢いが無くなり、中間線まで到達すると、レンジ相場に変わるかトレンドが転換する確率が高くなるということを頭に入れておきましょう。

トータルで勝つためには

ここまでトレンド相場でHLバンドを使う手法について説明しました。当たり前ですが、今回紹介した手法を実行すれば、必ず勝てるほどFXは甘くありません。

取引を経験しながら、自分なりのトレードスタイル、いわば必勝スタイルのようなものを見つけていくことが安定的に勝つためには必要不可欠になります。

それでは今回説明した手法で何か工夫できることはないでしょうか。いくつか考えられるものを挙げていきます。

・パラメーターの設定期間

HLバンドの設定期間は自分で変えることができます。先ほどのチャートの設定は20日でした。そこで設定期間を10日に変えたチャートを見てみます。

HLバンド6

設定期間が短くなったチャートは凸凹が激しくなり、いわゆるダマシが多くなります。中間線を割ったのに、さらにトレンドが続く、Hバンドにタッチしたのに上昇トレンドが発生しない、Lバンドにタッチしたのに下降トレンドが発生しないといった具合です。

ダマシを防ぐためにも設定期間はなるべく20日前後にしておいた方がよいでしょう。

・他のテクニカル指標との併用

移動平均線などトレンド系の指標と併用することによってよりエントリーの精度を上げることができます。併用した指標とHLバンドの両方でエントリーのサインが出た時に取引を行えば、勝率はグンと上がるはずです。

・損切は早めに

HLバンドを使っての決済は中間線をタッチしたときや割ったときと説明しました。しかし、エントリーした後すぐに予想と反対方向に値動きした場合、中間線を割らなくても損切決済を実行してもよいでしょう。

その基準はあいまいですが、水平線や移動平均線などの併用によってより明確になるはずです。FXで勝つための格言とも言える「損小利大」を実現するためにも、早めの損切は心がけておいて損はありません。