投資信託初心者のためのインデックスファンド

あなたの資産構成はどのようになっているでしょうか?貯金しか無いという人や、逆に投資に多く割いている人など、人によって様々な資産構成があると思います。投資を行う上ではポートフォリオは非常に重要になってきます。今回はポートフォリオについてご説明していきます。

投資におけるポートフォリオの必要性

ポートフォリオとは、資産の構成のことを意味します。大まかに言うと、資産のうち、貯金が何割、投資が何割を占めているのかということを示すものになります。このポートフォリオがとても重要で、自分の資産が現在どのように割り振られているのかということを一目で見ることが出来ます。リスクを取りすぎていても駄目ですし、逆にリスクを嫌って貯金ばかりしていても資産を効率的に増やしていくことは難しくなるでしょう。

投資では「一つのカゴに卵を盛るな」という言葉があり、分散投資が基本となります。例えばAという株式を購入し、Bという国債を購入したとします。仮に、後日Aの価値が下落してしまったとしても、Bが好調であれば、Aの損失をカバーすることができます。つまり、分散投資をすることによって、リスク分散ができるのです。資産を増やすことも重要ですが、それ以上に重要なことが、資産を減らさないというリスク管理であり、それを可能にしてくれるのが分散投資であり、ポートフォリオなのです。自分の理想的なポートフォリオを組めるよう、以下でご説明していきましょう。

ポートフォリオの各割合を考えよう

ポートフォリオが重要と言っても何をどの程度の割合で組んでいけばいいのでしょうか?現在の資産状況や年齢等、様々な要因で組み方が変わってきますが、資産を積極的に増やしていきたいのであれば投資への割合比率を多く、逆に資産を守りながらゆっくりと増やしていきたいのであれば、投資の割合を少なく、貯金の割合を多くして運用を行うと良いでしょう。積極的にいくのであれば、投資に割く割合は最低でも70%、多くて90%程度欲しいところです。貯金は銀行にお金を眠らせているだけなので、全く増えないどころか、機会の損失になりますので、逆に損をしているといっても過言ではありません。

上記では貯金と投資の2つで大まかに分けましたが、投資では、投資の中のポートフォリオが最も重要となります。例えば株式投資に何割、投資信託に何割、債券に何割という形です。更に言うと株式投資にも日本株や米国株、新興国株などがあり、投資信託には多くのファンド、国債も国ごとに存在するため、更に細かく分類することができます。自分が目標とする投資のスタイルによっては株式投資だけの人、投資信託だけの人など様々となります。自分が今後どのような投資を行っていきたいのか?ということを考えた上で、ポートフォリオを組んでいきましょう。

投資目的を考えよう

より安全に、効率的に資産を増やしていくためにポートフォリオを考えるでは、ポートフォリオを考えるにあたって、最も重要になる自分の投資目的についてご説明していきます。まず自分の投資は資産を積極的に増やしたいのか?それとも守りながらゆっくりと増やしていきたいのか?ということを考えましょう。例えば、働く機会の多い20代30代の若者なら多少は損失を被ったとしても、働いた給料でカバーできますし、時間も多くあるため、積極的な資産運用を、逆にもう少しで仕事が終わり、定年を迎えそうな40代50代であれば、時間があまり無く、お金は失ってしまうと取り返しにくいので守りの資産運用を行うといった風に、自分に合わせた投資設計を行います。

積極的な投資であれば、株式投資に多くの割合を割く方が良いでしょう。株式は価格の変動は大きくなりますが、その分得られる金額も多く、効率的に資産を増やしていくことが可能です。中でも数名柄の株式に投資を行う集中投資が資産を増やす上では最も良いとされていて、5銘柄程度までに絞って株式へ投資をすることが好ましいでしょう。

逆に守りの投資であれば、インデックス投資などの投資信託へ割合を割くことが好ましいでしょう。インデックス投資は日経平均やダウ等の株価指数の動きと同じような動きを目指して投資を行うため、値動きは小さく、一度に大きなリターンを得ることはできませんが、安定、継続して資産を増やしていくことができます。ポートフォリオをどのように組むのかによって内容も変わってきますし、リスクとリターンも変わってきます。自分の投資にはどういう目的があるのかをまず考え、自分だけのポートフォリオを考えましょう。

暴落前後のポートフォリオ整理が非常に重要

投資の行っていると、時に市場では大きな下落が起きます。例えばオイルショックやリーマンショックなどがそれにあたります。この暴落の際に資産のほとんどを投資に回してしまっていると、大きな損失を被ることになります。なのでこの暴落が起きる前にはある程度投資の割合を減らし、貯金の方へシフトしておくことが理想となります。しかしいつ暴落が起きるかはほとんどの投資家は予測できません。ただ、暴落時には大きく損失となりますが、その後はしっかりと回復していき、更には暴落前よりも株価が上がっていくことが多いということが過去から見てわかります。
つまり暴落しても投資を継続できるようなリスク管理が重要となります。また、暴落後には上昇が待っているのですから、ある程度底値であろう時に大きく投資に資産を投じることができたのであれば、非常に大きなリターンを得ることができます。

つまり、暴落前後の理想的なポートフォリオは、暴落前には投資の割合を低く、貯金や金などの資産で暴落による影響を回避しながら、いざ暴落が起きて底値となったら貯金や金から一気に株式へと投資することが最も理想的なパターンとなります。ただ、それが理想と分かっていても、いざ暴落が起きていると人はパニックとなり、なかなか実行することができません。しかし、ピンチはチャンスという言葉があるように、暴落というピンチが一番のチャンスなのです。暴落は数年、数十年に1度しか起きませんが、しっかりとポートフォリオを見直し、ピンチをチャンスに変えられるようにしましょう。

状況によってポートフォリオの見直していきましょう

ポートフォリオは一度決めたらそれで終わりというわけではありません。投資の世界では状況は刻一刻と変わっていきます。その要因には為替であったり、要人の発言であったりと非常に多くから変動していきます。いつまでも同じではなく、状況によって見直すことが必要となります。また、自分の投資スタイルの変更によっても見直しが必要となるでしょう。例えば上記で挙げた株価の暴落時では必ず見直しが必要になります。投資スタイルであれば、ある程度資産が増えてこれ以上減らしたくない時や、年齢が高くなってきた時にも見直しが必要だと言えるでしょう。
元々ポートフォリオは資産を減らさず、しっかりとリターンを得られるよう、リスク管理を行う為に決めたものになります。しかし、状況が変わってリスクが低いと思っていたものも反対にリスクが高くなる場合もあります。

見直しは面倒ではありますが、その手間を惜しんで損失をしてしまっては元も子もありません。常にリスクをしっかりと管理していけるよう、ポートフォリオを見直してみましょう。ただし、頻繁に行っていては方針が全く定まりませんので、1年に1回程度のペースで見直すと良いでしょう。より安全に、効率的に資産を増やしていけるよう、しっかりとポートフォリオを考えていきましょう。