稼げる投資とは正しい投資の事です

みなさんは投資をやってみたいかどうかを聞かれた場合、大半の人がやりたくないと答えると思います。投資は怖いものであり、やると損をしてしまう、そんな勘違いをしているのです。更には投資で得たお金は不労所得であり、卑しいものと考える人さえいます。

このように日本の世の中が考えている投資のイメージは負のイメージが多い為、投資はやらず、基本的に貯金でお金を眠らせている人が非常に多いのが現状だと思われます。実際の投資は日本人が抱いている投資のイメージとは全く逆なのです。今回は正しい投資を始めるにあたって、基本的な部分をご説明していきます。

投資を始める前に、間違って投機をしないようにしましょう

投資と言えばギャンブルであり、一か八かの勝負で、やると基本的に損をしてしまう、といったイメージを持つ人が多いと思います。しかし、それは全くの誤解です。多くの人は投資と投機を区別できておらず、また多くの場合、話として挙げられるのが投機の方だからです。投資でお金が無くなった、借金を背負ったという話をよく挙げられると思われますが、それは投資ではなく、いわゆる投機で、1日に何度も取引を行うスキャルピングやデイトレードで自分の資産の数倍もの金額の取引が可能となるレバレッジと呼ばれるものを掛け過ぎた時にそのような現象が起きます。

例えば100万円の資産で1株1万円の株をレバレッジを3倍掛けて300万円で300株の取引をしたとしましょう。そして1株5千円になった場合、300万円の半分、150万円の損失を被ることになります。資産は100万円しかないのに150万円の損失となると、50万円足りずに借金となってしまいます。これがよく投機で損をした時に挙げられる例です。投資と投機を理解していてなおかつ投機をやるつもりでなければ、基本的に損をしてしまうことが多いのです。投資を始めたばかりの人がこの投機に陥ってしまうことが多いので、投資をしてみようとお考えの方は間違って投機をしないように心掛けましょう。

正しい投資を行いましょう

正しい投資とは、長期的に資産運用を行う投資方法になります。投機では基本的に参加者全員が資産を奪い合う為、終始合計は0のいわゆる「ゼロサムゲーム」と呼ばれています。しかし、長期投資であれば参加者全員がプラスになる「プラスサムゲーム」なのです。長期投資は企業の将来への成長を期待して資金を投じます。誰も企業を倒産させようとして経営を行っている訳がありませんし、成長していくことが基本となります。更に経済そのものが発展しても株価が上がり、どんどん資産を増やしていけるのです。ただし、株価が上がって売買するだけではゼロサムゲームと変わりません。

では長期投資のどこがプラスサムゲームと成り得るのかというと、配当金が関係してきます。株式投資では株を長期で持ってくれた人に対し、お礼として配当金と呼ばれるものが支払われます。このお金は企業から受け取れるので、投資に参加している人が損をすることはありません。配当金があることによって、参加者の収支はプラスとなるので、プラスサムゲームとなるのです。このように株式を短期的に売買をしようとせず、長期で保有するのであれば、基本的に資産は安全に増やしていくことができます。企業、経済の将来の成長へ資金を投じることこそが正しい投資なのです。

日本と米国の資産割合の違い

日本にはあまり投資が馴染んでいないと思いますが、実際に数値として現れています。貯金が多いと言われる日本では、資産に割り当てられる比率のうち約50%以上が現金・預金となっており、投資に割り当てられる割合は10%程度と非常に低い比率となっています。逆に米国であれば現金・預金は約10%程度で、投資に割り当てられる割合は約50%となっており、見事に逆転しています。日本は貯金の比率が高いため、使われずに眠っているお金が非常に多のです。つまり、投資に回せば利益を得られるのに置いているだけなので、それ以上は増えずに資金が凍結していることと同じです。

更に言うと資金が使われていないということは経済発展を鈍化させる要因にもなります。日本の投資比率10%というものは非常に低い数値です。今すぐに米国と同じ50%にという訳ではありませんが、投資をしているのとしていないのでは将来的な資金に非常に差が開いてしまいます。日本の投資比率を少しでも上昇させられるよう、各々が徐々に投資の割合を上げていくことが必要です。

資産の全てを投資に回さない

いくら投資が魅力的だからと言っても資産の全てを投資に回すことは賢明ではありません。例えば2008年に起きたリーマンショック等でいつ株価が暴落するか分かりません。そのような時でも慌てず、冷静にいられるようにある程度の現金は手元に残しておくべきです。暴落してしまっても逆に株が安値で買えるくらいの気持ちで臨むことが大切です。

ただし、逆に現金で残しすぎるのも考えものです。なぜなら現金を持ちすぎて良い株式へ投資しないことも機会損失となり、利益を得られる瞬間を逃すことになるからです。では、どの程度の資金で投資をすれば良いのかというと、「株式投資は余裕資金で行う」というということが一般的には言われています。投資に資金を回しすぎて生活費が無くなってしまえば元も子もありませんし、借金なんて論外です。まずは自分が月にどの程度の費用が必要なのかを算出し、余裕がある資金を投資に回していきましょう。毎月決まった額を貯金している人であれば、そのお金を少しでも投資に回しましょう。そもそも余裕資金がないという人であれば、日々の生活の中で無駄遣いが無いかを見直してみることをおすすめします。投資で徐々に資金に余裕が出てくれば、投資できる資金も次第に増えていきます。間違っても借金はしないようにし、お金にも心にも余裕を持てる資金で運用するようにしましょう。

少額からでも実際に投資を始めてみましょう

投資はお金持ちしかできないと思われがちかもしれませんが、そんなことはありません。皆が知っていて誰もが利用しているような大企業でも数万円あれば100株持つことができるような銘柄が沢山あります。配当金狙いや株主優待狙いであればそこまで株価の変動を気にせず気楽に持つことができますし、配当月、優待月に楽しみが増えたくらいの気持ちで投資してみるのも良いと思います。また、月数千円から数万円で行える積立投資というものもありますので、あまり一気にお金を用意することが出来ない人はコツコツと資産を増やしていくことが良いでしょう。

2018年1月からであれば積立NISAと呼ばれるものができ、年間40万円を上限として積み立てられます。積立NISAによって得られた利益は最長20年間、税金が非課税となります。本来投資で利益が年20万円以上出れば約20%もの税金が必要になりますが、積立NISAを利用すれば、この税金を支払う必要が無くなる為、非常に有用と言えます。少額なので投資をしていることすら忘れていた、くらいの気持ちでいると、将来気付いた時に驚くほどに資産が増えているかもしれません。株式投資をやってみたいけど、なかなか踏み出せずに色々な情報を集めているだけでは何も変わりません。少しの額でもいいので実際に投資をやってみることが投資を理解するのに一番の近道になります。これを機にぜひ投資の世界に足を踏み入れてみて下さい。