値上がり益と配当のダブル狙いのバリュー株で長期投資

バリュー株投資とは、株価と財務分析の観点から評価を行い、現在の株価が割安だと判断した株式に投資を行う方法です。割安というだけあって、株価が上がった時のリターンは非常に大きなものとなります。今回はこのバリュー株投資についてご紹介します。

割安株は企業の本来の価値より安い株価で売られている

冒頭でバリュー株とは現在の株価が割安と判断できる株式ということを書きましたが、これは本来企業が持っている適正な価値を市場から見過ごされているということになります。例えば、1株100円が適正価値である企業が、1株50円で売られているような場合です。つまり、市場が一度その企業に目を付けると、どんどん株価が上昇し、本来の価値に戻るか、そのまま今度は逆に適正価値よりも上の値段へと上昇する可能性もあります。ただし、逆に本当に経営状態が良くない企業へ投資してしまうと購入した価格よりも下がってしまう場合もあります。

割安かどうかを確認するにあたって、重要なのがPERとPBRになります。PERは「株価÷1株あたり利益」で算出され、企業が割安かどうかを確認することができます。これは数値が低いほど割安で、一般的にはPER15倍以下が割安の基準とされています。難しい言葉ですが、簡単に言うと、PERの数値で何年で元が取れるかを表しています。つまりPER15倍とは15年で元が取れるということです。例えば株価100円で利益が10円の企業があるとします。PERは利益10÷株価100で10倍となりますので、10年で株価100円と同じ利益が得られるのです。PER10倍とPER15倍では投資する側としてはどちらが良いのかは明白ですよね。

次にPBRですが、「株価÷1株あたり純資産」で算出され、企業の純資産に対し、株価が何倍まで買われているかということを表します。一般的にはPBRが1以下であれば割安の基準とされています。例えば本来1株あたり100円の企業の株を90円で買うとします。するとこの時点でPBRは90÷100で0.9倍となります。株価90円は適正な価格でなかったので、後日100円に評価されると、90円の株を100円で売れるのですから、当然儲かるということになるのです。バリュー株は企業の本来の価値より安い株価で売られているものを探し、将来的に成長の見込める企業へ投資することが重要です。

割安だからといって安易に投資しない

バリュー株投資は割安な株式へ投資しますが、割安だからと言ってすぐに飛びついて買ってしまってはいけません。上記で書いたように経営状態が悪く、株価が下がってしまっている可能性もあります。そもそも割安というのは、なぜ割安で放置されているのか?ということも見極める必要があります。つまり、上記で書いたPERやPBRだけで判断してはいけないということです。明らかに将来利益が見込めないような企業であれば、その後どんどん株価が下がっていき、大損をしてしまうこともありえます。逆に成長が期待できるような企業であれば、放置されている原因が払拭できさえすれば、株価は大きく上昇します。企業の業績や財務体制等もしっかりと確認しながら良い企業を選択することが重要です。

更に言うと、バリュー株投資は、「市場の投資家が良いと気付いていない株」を選択することが一番重要です。割安で放置されている場合でも本当は市場が割安だと気付いているのに、経営体制が悪いから投資家から見放されている場合もあります。バリュー株に投資する際には必ず悪い材料で割安になっていないかを確認するようにしましょう。

バリュー株は長期目線で投資を行うべし

将来的に上がる株が割安にあるバリュー株は株式投資の絶好のチャンス良いバリュー株を見つけたとしてもすぐに株価が上昇するわけではありません。そもそも割安で放置されているのですから、市場に注目されなければそのまま割安のままになってしまいます。いつ上昇するかは予想できませんが、短期で上昇する場合もあれば、長期間保有しなければ上昇しないことも多くあります。しかし、同時に値動きもあまり高くありませんので、気楽に待つことができると思います。

注目されるまでは大きく上がりもしなければ、下がりもしません。基本的には同じ価格帯で行ったり来たりをすることが多いと思われます。なかなか上昇してくれず、売ってしまいたくなる時もあると思いますが、そこを堪えて持ち続けた先に大きなリターンが待っています。買った時点では既に安値なのですから、株価が下がったとしても大きくは下がらないはずです。また、長期的に見れば企業の本来の価値へと近づきますので、最初は含み損を持つかもしれませんが、信じて保有していればそれはきっと含み益へと変わるはずです。そういった観点からバリュー株投資は長期目線で行うべきだと言えます。バリュー株で利益を得るには、辛抱強く保有し続けられる忍耐力が必要なのです。

バリュー株投資は配当金にも目を向けよう

バリュー株は長期投資で辛抱強く保有し続けることが大切だと説明しました。しかし、株価が上昇してくれるまで待っているだけでは資金効率が悪くなってしまいます。更に株価が買った価格よりも下落するということもありえます。そこで大切なのが配当金です。配当金はその企業の株式を投資して持ち続けると、お礼としてお金が支払われます。利回りは企業によってバラバラですが、3~4%程度の利回りの企業へ投資できれば、それだけで長期間保有する価値が出てきます。もし株価が下落してしまっても配当金でカバーできることもありますので、精神的な負担は非常に軽くなります。

更に配当金を十分に貰ってから上昇をしようものなら株価の上昇による利益に加え、配当金の利益もプラスされますから、非常に大きなリターンを得ることができるのです。また、株価が上がった時点で売ってしまうのも良いですが、本当に良い企業であればそのまま持ち続け、更なる株価の上昇と配当金を貰い続けることも一つの選択肢として挙げられます。このように、割安株に配当金の大きな企業へ投資することができれば、利益としては大きくなりますので、投資の際には配当金も確認することをオススメします。

株価が下がっている時こそ真のチャンス

一般的に、投資というものは株価が下がっていればその株式には投資したくないという人が大半だと思います。しかし、株価が下がっている時こそ買いのチャンスなのです。将来的に株価が上がると確信できているのであれば、株価が下がっているのはむしろ安く投資ができると考えることが出来ます。株価が上昇しきってしまうとなかなかそこからは上昇が鈍くなりますし、あまり利益を得ることが出来ません。最悪のケースを考えると、株価が上がっているからといって買ってしまうと、そこが高値だったという、いわゆる高値掴みということになってしまい、全く利益を得られなくなるのです。

本当に儲けられる人は上昇して買いに走った人ではありません。株価が安いうちからせっせと投資を行い、買い集めていた人たちなのです。株価が下がっている時こそ真のチャンスということを心に命じておきましょう。安く買って高く売ることこそが株式投資の王道なのです。そしてそんな株価が安いバリュー株へ投資することこそが莫大な利益を得られるチャンスなのです。皆さんもこの機会に長期でバリュー株投資を始めてみてはいかがでしょうか?将来きっと多くの利益を得られていることでしょう。

<【値上がり益と配当のダブル狙いのバリュー株で長期投資】将来的に上がる株が割安にあるバリュー株は株式投資の絶好のチャンス>まとめ

1.企業の本来の価値より安い株価で売られているタイミングこそ株式投資のチャンス
2.経営状態が悪く、株価が下がってしまっている可能性もあるので、安易に飛びつかない
3.バリュー株投資は長期目線で投資を行うべし
4.株価が上昇するまでは配当金を狙うため、配当金にも目を向ける
5.株価が下がっていれば投資したくないという考え方では儲ける事は出来ない

株式投資と言うのは実は簡単かつ単純で、企業本来の価値よりも割安な株を購入し、上がったら売るというだけの事なのです。欲を出したり、難しく考えたりするから損失を出してしまうのです。一度バリュー株投資を行えば、株式投資の本質が分かるはずです。企業亜値を見極めるには経験も必要ですが、それも最初だけです。ぜひこのバリュー株投資を実践してみて下さい。