FX自動売買システム

FX自動売買システムとは

FX自動売買システムとは、人間の思考で売買をする裁量トレードとは違い、コンピューターがプログラムに設定された通りの注文を出して、自動的に売買をします。別名システムトレードとも言われています。人間の思考が入らないため、心理的な不安でのミスを防げて、利用者によっては裁量トレードよりも成績が良くなったりします。FX自動売買システムは、コンピューターが自動的に売買をしてくれるから、相場に張り付く必要もなく、仕事中や睡眠中もトレードチャンスを逃さないメリットがあります。

証券会社のFX自動売買

FX自動売買システムは、証券会社のシステムを利用する場合とMT4などの外部のシステムを利用する場合があります。証券会社のシステムを利用するメリットとして、自前でシステムを用意するわけでは無いので、口座開設後すぐにシステムを活用してトレードができます。また証券会社のシステムを利用するからパソコンを閉じていても売買が可能になります。デメリットとして証券会社が用意したシステムしか利用できなくて、外部のFX自動売買システムは使用禁止の場合が多いです。またシステムの使用料を払う必要がある場合があり、その場合は手数料またはスプレッドで徴収されます。

外部システムのFX自動売買

外部のシステムを利用する場合は、自分でプログラムを組むか市販のソフトを買って利用することになります。自作以外は、市販されているFX自動売買システムのプログラムのソフトの種類が多いとはいえ、自分に合った売買システムが必ずあるとは限りません。それでも種類が多い分証券会社のシステムを利用するよりは使い勝手が良いです。デメリットとして、証券会社が提供していないから、自分自身で設定をしなければならず、24時間トレードをする場合は、パソコンまたはサーバーを24時間稼働させなければならないです。また市販のソフトが金額的に高い場合が多く、不具合が生じたら自身で対処しなければならないです。

FX自動売買システムの問題点

FX自動売買システムの問題点として、システムは人間が停止命令を出さない限り、取引を続けますから、いつの間にかとてつもない損失を出している状態になる場合があります。また急な不具合で取引が止まって、大きな損失になる場合があります。証券会社のシステムを利用していて、システムの不具合による損失が出ても、証券会社は弁済しない恐れがあります。予め約款に不具合による補償をしないことが書かれていることが多く、その点は確認が必要です。システム運用だから安全だと考えずに大きなリスクがあることを想定して利用すべきです。